はじめに
賃貸にしても購入にしても、住む場所、土地探しというのは非常に悩むと思います。
人や環境によって正解は変わりますので、皆さまの選択の参考になれば幸いです。
今回は、家を買うための土地探しに焦点を当ててまとめます。
基本条件(徒歩分数の定義)
距離よりも、時間表記の方がわかりやすいと思います。
しかし、人によって歩く速さは違うので、不動産屋等の定義に基づきます。
80m=徒歩1分 400m=車1分
(健康な女性がハイヒールで歩くとこれくらいになるそうです)
道のりでの計算で、信号待ち等の時間は考慮しない。
80m | 400m | 800m | 1,200m | 1,600m | 2,000m | 2,400m | |
徒歩 | 1分 | 5分 | 10分 | 15分 | 20分 | 25分 | 30分 |
車 | 1分 | 1分 | 2分 | 3分 | 4分 | 5分 | 6分 |
ざっくり区分すると、
・ 駅から1㎞内で徒歩にすると10分圏内のエリア
・ 駅から1㎞超1.5㎞以下で徒歩15分圏内のエリア
・ 駅から2km以上の徒歩20分以上のエリア
理想の駅近物件? <5~10分圏内>
共働きであれば優先度の高いエリア。
駅近マンションと競合していると思いますが、戸建のメリットを押さえたい人には魅力的。
保育園や買い物等の日常生活に欠かせないものが徒歩圏内。
条件が良ければ雨に濡れにくいので、子どもが一緒の時は特に感じるはず。
信号で足止めされるケースも少なく、1日の1分が年間にすると4時間の消費ってことも。
都心部であれば、いっそのこと車を手放す検討が可能。
カーシェアリングも近くにあれば尚良。
駅から近ければ家族や友人も呼びやすい。
特に急な保育園のお迎えを親にお願いしなければいけない時も、来るのも家で待機してもらうのも便利。
デメリットは、便利ということは繁華街に近いのだから騒音や治安が気になる。
朝の出勤時間帯は、飲食店から出たゴミ袋があちらこちらにあったり、カラス等がいたりとする地域も。
夜の帰宅時間にキャッチ等の声を掛けられるのでウンザリすることも。
でも、一番のネックは土地の高さとそれに付随する固定資産税の高さ(理由があって高いのだから、価値も下がりにくいという良さもある)。
土地の選択肢自体が少ないかもしれないので、結局マンションを選ぶケースも珍しくありません。
やっと見つかった土地は、近隣と数十cmしか離れておらず、予算的に狭小物件。
庭は夢のまた夢。
刺激が多く、子どもの教育環境という観点でみても悩ましい(反射神経はその分良くなる傾向)。
ある程度の人格が形成されている年頃であれば良いかもしれません。
程よい?中途半端? <10~15分圏内>
良く言えばバランス型。
駅近程土地は高くないし、場所を選べば十分閑静な地域に住むことが可能。
小さい庭が合っても予算内。
駅近物件より小学校に近いかもしれませんので通学路も安心。
これくらいまでが徒歩通勤の限界ラインでしょうか。
この距離による大きなデメリットはないかもしれません。
圧倒的優位性が享受出来ない変わりに、大きなマイナスもないので、受け入れやすいでしょう。
条件が合えばベスト?<20分以上>
一番の魅力は価格でしょうか。
上記2つと同じ予算とすれば、不便で需要の低いエリアに行けば行く程、広い土地に大きな家も建てられるし、こだわりの注文住宅にもできるかもしれません。
予算が厳しい方でもマイホームが可能かもしれません(家の担保価値は低いという問題有)。
固定資産税も違うので、日々の生活費にも差が出てくるはず。
新興地区であれば、近隣にバス停があったり、本数も多く意外と困らないかも。
デメリットは、ずばり駅までの距離でしょうか。
徒歩以外の経路を選択肢に入れる必要があります。
会社にもよりますが、駅まで2kmを超えるとバス代が支給されます。
専業主婦がいれば、夫の我慢でなんとかなるかもしれませんが、共働きには負担間のある距離。
会社まで車通勤だったり自営だったらデメリットが薄まりますね。
通勤抜きにしても車生活が基本。
近くにお店がなければまとめ買いをすることに。
駅近より細々と支出する可能性がありますので、全般的に資金管理が重要。
そう考えるとやはり専業主婦のマネージメントモデルが頭に浮かびます。
まとめ
思いつくままにピックアップしました。
予算は大前提だと思いますので、大きなポイントは、”共働きか専業主婦か” ”子どもの有無及び子どもの年齢” ”サラリーマンか経営者か”このあたりがキーになってくると思います。
今回は首都圏の主要沿線をベースにしましたが、希望するエリアの特性に合わせて組み合わせると良いと思います。

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