事の始まり
おそらく多くの住宅関係で起こっているだろう廃盤問題。
頼んだ後、程なくして廃盤でした、在庫が無かったです、というのであればすんなり受け入れられる。
しかし、最終確認書的なもので確認をさせられ、押印や署名をさせられるのだから、簡単に変更は起きないと思っていました。
施主は内容をチェンジしません、施工は依頼通りやりますという意思表示ですし、諾成契約ではあるけど、トラブル回避でサインさせるのだと思います。
その上で最初に戻って、契約直後にメーカーに依頼したら廃盤でしたというのであれば、しょうがないのですが、3ヶ月経ってから廃盤になったので変えてくださいというの引っ掛かります。
想定できる理由
・在庫問題
・コストの持ち出し
・施主の心変わりに対応
細かいものとして、クッションフロアやクロス、大物だと洗面台やキッチンというケースもあるかもしれません。
いずれにしても内装関係であり、早めに発注してもいつまでも置いといて貰えないと思われますので、工務店の在庫保管。
早々に無くならないと油断したり、早くに頼むと資金繰りに影響が出る場合もあるでしょうから、時期を見極める必要があります。
心変わり云々は後付け。
自社都合で頼んでないから、まだ変更出来るといったレベルでしょう。
いずれにしてもお金がかかりますね。
我が家のケース
クッションフロアが廃盤になっていました。
それも2種類。
詳細は割愛しますが、1つはヘリンボーンでもう1つが花モザイク。
たまたまヘリンボーンは、新しいものとデザインが変わらなかったので、差し替えるだけで問題無し。
問題は花モザイク。
注文住宅ブログでも度々見かけるので、比較的人気があるんじゃないでしょうか。
強いこだわりはなかったのですが、どこかの部屋で取り入れたいデザイン。
ネットで勉強していたら、花モザイクとどこかで使いたかったアクセントクロスを採用している方がいて、意外にも合うということでそのままその組み合わせを参考にしました。
個性のあるアクセントクロスの為、花モザイク以外となるとほぼ無地系にしないと失敗する可能性が高いです。
でも、クッションフロアありきで決めたアクセントクロスなのに、後からアクセントクロスの為にクッションフロアを妥協って気分が沈みますよね。
その後の対応
まず結論を先に書くと、納得の行く対応をして頂きました。
廃盤だったから違うの選び直してね言われた時は、花モザイクが使えないことよりもタイル風のアクセントクロスに違うものを合わせるのが心配でした。
そこで、発注済であったと思いますが、アクセントクロスを白紙に戻し、最新カタログにあるお洒落なクッションフロアに変更。
クロスは標準に戻し、差額請求も無し。
良心的な対応に満足度は高まりました。
仕様書最終確認時、クロスとクッションフロアはいつ発注するのか、ない場合組み合わせの片方もキャンセル出来るのか等確認することで、トラブルを回避しやすくなります。